ホルモン補充療法は癌になりやすいか

癌との関係性

「ホルモン補充療法は癌になりやすい」などと聞いたことはありませんか。日本でホルモン補充療法がなかなか市民権を得なかった理由の一つに、この癌リスクの問題があります。

過去に、日本のメディアが海外の研究の一部だけをとりあげて、「乳がんの危険性が高い」という偏った解釈を広めたという経緯があったようです。

その後、さまざまな研究成果が発表されて、意識も変わってきました。たとえば「科学的根拠に基づく乳癌診療ガイドライン2.疫学診断編2011年版」に掲載の研究によれば、ホルモン補充療法よりも、「乳腺疾患の経験がある」や「乳癌になった家族がいる」といった要因の方が、発症リスクが高いとされています。(以下参照)

乳腺疾患の経緯がある=3.67倍
初産経験が35歳以上=2.26倍
乳癌になった家族がいる=2.10倍
出産経験なし=1.56倍
閉経後にエストロゲンと黄体ホルモンを併用したホルモン補充療法を行った=1.2〜1.4倍
閉経後女性の肥満=1.03倍
3回以上出産している=0.68倍

また、2004年〜2005年にかけて、厚生労働省研究班によって行われた調査では、45〜69歳の、乳癌ではない女性の中でホルモン補充療法経験者は11%、かたや乳癌の女性の中のホルモン補充療法経験者が占める割合は5%。HRT未経験者に比べて乳がんになる危険性は半分以下と位置付けています。

じゃあ、それが結論?と思いきや、そうでもなくて^^;

このページを見てくださいね。「閉経後女性ホルモン補充療法は乳癌発症リスクを増加させるか」(日本乳癌学会 乳癌診療ガイドライン)

ホルモン補充療法の中でも、エストロゲンと黄体ホルモン併用療法においては「5年以上の長期投与において乳癌発症リスクを増加させるものと考えられる」とあります。

一方で、「子宮摘出者における5年間程度のエストロゲン単独療法は、乳癌罹患リスクと死亡リスクを増加させることはなく,むしろ減少させる可能性が示唆されている。」とも。

それらをうけて、2013年に7つの国際学会が共同で発表したグローバルコンセンサスは、「ホルモン補充療法による乳癌リスクの上昇は主として併用される黄体ホルモンと施行期間に関連している」とされています。

更年期障害の治療としては、エストロゲンと黄体ホルモン併用療法の方が主流だと思われるのですが、その乳癌発症リスクは、一概に「高い」とはいえないけれど、といって低いわけでもない、というところでしょうか^^;

発症リスクよりも大切なこと

逝去された小林真央さんが、かつて乳癌に罹っていると発表された時、乳癌検診に申し込む女性の数が急激に増えるというという現象が起こったのをご存知ですか。もしかしたら、ここを読んでくださっている方の中にも、そうそう、その時検査を受けたの、という方がいらっしゃるかもしれませんね。

私は、ホルモン補充療法を始めてから、ドクターの指示で、子宮がん検診と乳癌検診を年二回定期的に受けているのですが、乳癌検診は院外での受診となるため、検査センターなどを利用してきました。でも、この時は本当に予約が取れなかった〜^^;。どこのセンターに問い合わせしても、2ヶ月待ちがざらでした。

乳癌にしても子宮がんにしても、誰にでも罹る可能性はあるんですよね。

大切なことは早期発見。そのための定期検診。

基本ズボラな私なので、もしホルモン補充療法を受けていなかったら、こんな風に半年に1回癌検診を受けることなどなかったと思います。

何かあった時に慌てて検査を受けるのではなく、ドクターの指示のもと、定期的に癌検診を受けざるをえない状況を生み出してくれる^^;

実は、そこがホルモン補充療法の、隠されたベネフィトなんじゃないかと思ったりもするRioなのでした〜(今日のわんこ風に)

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